GeoGammaプロジェクトでは次の事を行っていきます。
- 高感度のガンマ線測定器の製作方法を解説します。回路および制御ソフトはオープンソースハードウェア、ソフトウェアとして公開致します。
- ガンマ線測定器を列車や自動車に載せ、走行データを収集します。
- 収集したデータについて、各地域の平常時の線量率とスペクトルを知るとともに、地点や地域による違いを分析します。
このプロジェクトで扱うガンマ線測定器の概要は次のとおりです。
- センサ : NaI(Tl)シンチレータ サイズ:直径2インチ 長さ2インチ
- 回路方式 : 12ビット2MHz ADCを使った2048チャンネルMCA。GPS受信機内蔵。
- 変換時間 : 3μsec
- 出力データ: 1秒毎の2048チャンネルエネルギースペクトル、計数率、測定時刻、測定位置の緯度経度
- インターフェース: USBホスト、USBデバイス、アナログ電圧入力、GPSアンテナ
- 電源 : 5V300mA
この測定器をパソコンやタブレット、スマホに接続し、次のデータを表示できます。
- 線量率 : G(E)関数により線量率(μSv/h)をリアルタイム値、及びグラフで時間変化を表示
- スペクトル : エネルギースペクトルをグラフ表示
- 地図表示 : 地図上に1秒毎の線量率を色分け表示。地図と連動してスペクトルデータ、線量率グラフを表示
この測定器を使ったシステムは販売もされています。(株)ジオセンス GeoGamma220
このプロジェクトは準備段階であり、ご意見、ご要望をお待ちしています。何でも結構ですのでお問い合わせページから、ご意見ご要望をお寄せ下さい。
現在、このプロジェクトは次のメンバーで運営されています。
1.小林一英 (株)ジオセンス